DJI RC(Proじゃない方)がAir 2s対応! リンク方法とエラー対処法

2022年5月にDJI Mini 3 Proが出て、ディスプレイコントローラーDJI RCがコンボになって発売されました。
ぐーたらを含む、DJI AIR 2Sユーザーの中には、DJI RCが使えることに羨んでいる方も多かったのではないでしょうか。
ちなみにDJI RCは、2022年7月には、Mavic 3シリーズには対応済みでした。

さすがにDJI RC Proには手が出せないけれど、DJI RCが対応してくれたら手が出しやすいのになぁとおもった、AIR 2Sユーザーは多かったことと思います。

が、つい先日のDJI RCのファームウェアアップデートにより、DJI AIR 2Sに対応することになりました。
ぐーたらは、速攻でポチリ!

今回は、DJI RCとDJI AIR 2Sの接続方法と、ぐーたらが出くわしたトラブル・エラーの対処方法を備忘(レビュー)したいと思います。
まず、AIR 2SユーザーがDJI RCと接続するためには、「焦ってはダメ」ということをお伝えしておきます。

DJI RCとセットになった、DJI AIR 2Sコンボモデルの発売が噂されていますが(リーク画像も出ている)、ここではすでにAIR 2Sを持っている方と対象とします。

ディスプレイ内蔵型のドローンコントローラー(送信機)DJI RC

DJIドローンと接続できて、フルHDディスプレイを搭載したコントローラー(送信機)。
低遅延で1080p/60fpsのライブ映像でドローンが捉えている映像を確認できます。

最大のメリットは、スマホいらずでドローンと直接繋げること(手間がかからない)

今まで、スマートフォンを送信機(DJI RC-N1)と接続してDJI Flyアプリを立ち上げて・・・なんてことをしなくて済むようになるんです。
また、飛行させているときに、スマホがコントローラーに取られてしまうこともないので、快適そのもの。
DJI RCなら、DJI AIR 2Sの電源を入れれば、直接接続されてそのまま撮影に入れます。スマホ接続なし!
スマホだと、フライト中に着信なんてこようものなら・・・💦
撮影に集中できます!

その他にもたくさんの選ぶ理由があります

DJI O3+の安定伝送

低遅延で1080p/60fpsの映像を受信。
最大15kmの範囲を伝送できるそうですが、日本では最大8km。
このあたりは、そこまで遠くに飛ばす機会はないので、ぐーたら的にはそれほどの恩恵はなし。

軽量390g 付属送信機より軽い

AIR 2S付属の送信機(DJI RC-N1)より軽い しかもスマホを付けていないときとの重量との比較です。
フルHDディスプレイを搭載していながらこれは素晴らしい。
ただし、その分ちょっと大きいです。

iPhone 11 Proとの画面との比較

同梱物

  • 送信機本体
  • USB-Cケーブル
  • スティック 1組
  • スティック予備 1組
  • 説明書みたいなもの

DJI RC と DJI AIR 2Sとのリンク接続方法

リンク接続する前の準備

DJI RC以外の環境を整えておきます。

  1. DJIアカウントを作成しておく
  2. DJI AIR 2Sのファームウェアアップデートで最新版にしておく

特に、2がめちゃくちゃ重要!!
後述のトラブルの項で解説しますが、これをしておかないと非常に厄介。エラー状態から抜け出せなくなる可能性があります。

実際に接続

電源を入れる

言語を選ぶ

規約同意

国・地域を選ぶ

Wi-Fiを設定
スマホには接続しないので、ファームウェアアップデートなどをおこうために、DJI RC単体でネットワークに接続できるように設定します。

時間(タイムゾーン)を選ぶ

時間があっていれば、「確認」をタップ

DJIアカウントでログイン

アクティベート

DJI製品改善プロジェクトに参加 の選択

ここまででまずDJI RC自体の最初のセットアップが完了し、
DJI RCの簡単なチュートリアルが表示されます。

そして、DJI Fly(おそらくスマホアプリと同等の機能のもの)が立ち上がり上がります。

各種情報へのアクセス許可

DJI RCのファームウェアアップデートを実行

DJI RCが発売された時点ではDJI AIR 2Sには対応していなかったため、ファームウェアアップデートが必要です。
実際に接続を試みようとしても、機体候補として、DJI MINI 3 PROとDJI MAVIC 3しか表示されません。

そこで、ファームウェアアップデートです。

ホーム画面の「プロフィール」
設定
ファームウェア更新の確認
新しいファームウェア(V01.02.0000)をダウンロード・更新します。

再びホーム画面から「接続ガイド」をタップすると、DJI AIR 2Sが表示されます。

エラーの予兆・そしてエラーループにはまる

DJI AIR 2Sを選んで機体の電源を入れてみると、
「ファームウェアバージョンの不一致。使用前にファームウェアを更新してください」と表示されます。

ここで、先述したAIR 2Sのファームウェアアップデートを行っておけば、すんなりリンク接続するはずで、そこでペアリング完了となるはずなのですが・・・

続行をタップして、更新完了の表示で安心。
ん?この時点では、AIR 2Sは起動状態にありません。どうやって更新した??
と、思いつつ、AIR 2Sの電源をオン。
期待をサーチ中・・・と表示されたまま接続できないため、「機体に接続できませんか?」が表示されたのタップ。

すると、「機体とのペアリング」と表示されたので、なるほど と思いつつ、ペアリングを開始。
ペアリングするには、AIR 2Sの電源ボタンを4秒押すことに。
その後、今まで聞いたことがない音がAIR 2Sから発せられ、AIR 2Sをペアリングスタンバイ状態にしてから、DJI RCの「ペアリング」をタップします。

Aircraft Firmware not Compatible. の表示

つまり、DJI RC と DJI AIR 2Sの互換性がない とのこと。

しかし、ホーム画面に戻るボタンもなく、DJI RCはほぼフリーズ状態。
とりあえずAIR 2Sの電源を切ることで、DJI RCの画面は、ドローン接続後の画面表示に。
そして再び、AIR 2Sを起動。
すると、改めて「Aircraft Firmware not Compatible.」の表示が一瞬あったあと、接続はされた(カメラの映像がDJI RCに映し出された)のですが、何やら様子がおかしい。

接続している機器が機体に紐付けされていません。の表示

認識できません と表示されていたりで、やっぱりおかしい。
そうこうしていると、「接続している機器が機体に紐付けされていません。」との表示。

「紐付け機器を変更」をタップします。

「期待と機器の紐付けを確認」の画面が表示され、DJIアカウントにとるおくしているメールアドレスや、AIR 2Sのシリアル番号(機体番号)、送信機の機体番号 が表示されます。

画面を先に進めると、「コマンド送信タイムアウト。機体の接続を確認して、再試行してください」と表示。

幸いにして、DJI RCの画面は、ドローン操縦画面のままではあるので、設定から、「機体の再ペアリング(リンク)」を試みるも、「送信機をリンクするには、機体の電源ボタンを入れてください」と表示。
しかし、AIR 2Sの電源は入った状態。

DJI AIR 2S側もDJI RCに対応できる状態にしてやらないといけない

このあたりから、「あ、AIR 2SもDJI RCを受けるつけられるようにしないといけないのか?」つまり、ファームウェアを最新の状態にしなければいけないのか? ということが頭をよぎり始めます。

そこで、ホーム画面から「AIR 2S」のファームウェアアップデートを試みます。
しかしうまくいかない!

「DJI Air 2Sファームウェアをインストールできません」の表示

今度は、ドローン操縦画面から、AIR 2S機体ファームウェアアップデートを試みます。
案の定、このファームウェアで、「DJI RC送信機に対応」の表示が。

しかし、途中で再び Aircraft Firmware not Compatible. の表示が!
何度やっても、この繰り返し。
一向にAIR 2Sのファームウェアをアップデートできません。

対象方法:いったんDJI RCから離脱する

もうどうしようもなくなりましたが、元々今までの送信機での接続。つまりスマホに繋いでの接続を試みます。

iPhoneのDJI Fylアプリを起動し、AIR 2S付属の送信機(DJI RC-N1)に接続すると、通常通りドローンを飛行させられる状態になります。

ここで、再び設定>詳細 から
機体ファームウェア:更新確認 で、更新をかけることで、AIR 2Sのアップデートがすんなり行えました。

再びペアリング

付属送信機の電源をオフにし、スマホから外して、再びDJI RCの電源をオンに。
「機体ガイド」から、DJI AIR 2Sを選び、再びペアリングを要求されます。
手順通りに、ペアリングを行うと・・・・正しく接続できました!!
先ほど表示されていた、「再ペアリング」の青文字の消えています。

まとめ:DJI RCをAIR 2Sで使うには、事前準備と確認をしっかりと。

DJI RCがAIR 2Sに対応したことで、はやる気持ちを抑えきれずに、いきなり繋いでしまうと痛い目を見ました。
しっかりと、どちらもファームウェアアップデートを最新状態にしてから接続に臨むようにしましょう!

これで、DJI AIR 2Sを使った、より一層快適なドローンライフをあなたに!!